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かなの名前

姫路の沖の穏やかな海に浮かぶ家島の港に接して小さな神社があった。船までに少し時間があったので石に刻まれた名前を眺めていると、全員平仮名であった。女性ばかりというのも珍しく、当時のこと船客を接待する女性たちだったのかもしれないと思った。
私が子供の頃はまだていさんやとらさんといったお婆さんがいたが、恐らく大正中期以降はそのような命名を
することもなくなり、やがて「●●子」が全盛の時代となった。私の年代もそうだが、それ以後今の30歳くらいの人からかそれが少しずつ変化してきて、今の女の子の名前はまた昔のいしさんとらさんと同様の隔世の感を抱く。
【13.02】
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by mago_emon | 2013-03-05 23:48 | 歴史の点描  

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