及位の駅名由来

奥羽本線の及位駅について以前触れたことがあるが、私の中で最も珍駅名と思っているので、近くを通った際に寄ってみた。
簡素な駅舎は味気ないものであったが、掲示されていた駅名の由来を見て謎が解けた。のぞきとは今でも紀伊半島の霊山などで行われる覗き修行(急崖に身を乗り出す修行)のことで、山岳修行の盛んだった昔はこの付近でも霊山があって、ある修行者が覗きの行を完遂して京の都にあがり、高い位を授かったという。
覗き修行により高位に及ぶということで、「及位(のぞき)」というのが地名として息づいたという伝承である。
古代中世からの地名はこじつけのようでこのように滑稽なものもあるが、実に味わいがあるものだ。
【12.08】
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by mago_emon | 2012-08-21 22:44 | 鉄道風景 | Comments(2)  

Commented by R. at 2012-08-23 22:08 x
「のぞき」という語感から連想するのとは、全く逆の駅名由来ですね。
ある意味、高尚?と言うべきか・・・
それにしても難読ではありますねー。

最近、TVのローカルニュースで我が近隣地区・宍粟市が「難読地名の西の横綱」だと伝えておりました。
身近にあると、「え、そうなの?」と思いますが、まあ客観的に考えればそうですね。

そういった珍名、あるいは情緒ある地名は、ふとローカル線などに
乗車している時に発見するのが・いい感じですよね(=^・^=)
Commented by mago_emon at 2012-08-23 23:44
宍粟市が西の横綱なのですか。私も読みを知っているからか、何故と思ってしまいますね。地名というのはとても奥深く、歴史や伝説、そして地勢や過去の災害なども象徴している場合があり、遺産ともいえますね。
そうした地名をたやすく無意味な名称に変えてしまうのは嘆かわしくてなりません。宍粟市は宍粟郡の合併によるものですし、旧地名が活かされていますので、嘆かわしい例ではありませんが。
ちなみに駅名通では、「特牛」が西の横綱として名高いです。

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